2023年8月3日8:00
飛天ジャパンは、2023年7月13日に「パートナープログラム発表会」をロイヤルパークホテル東京(東京都中央区)で開催した。当日は、パートナープログラムの概要を紹介するとともに、中国市場の最新DX情報、キーノートスピーチやパートナー事例、展開予定の新製品などを発表した。飛天ジャパンは2006年に設立し、今年で17年目になる。同社では、IoT/DX製品・サービスを提供しているが、その販売が順調に拡大していることから、パートナープログラムを設けることとなった。
コインランドリーやEVのパートナーを募集
Life EC分野でのシェア№1を目指す
当日は、基調講演として「キャッシュレスIoTが創り出す次世代デジタルマーケティングの世界」と題し、アステリア CXO 中山 五輪男氏が講演した。また、「PayBOX導入・販売事例」について、加賀電子 特機事業部 AM営業部 部長 奥山 泰介氏が、「顔認証端末機導入」事例について、ランシステム システム外販部 部長 田中 守氏が紹介した。
パートナープログラムについては、飛天ジャパン マーケティング部 奥住 憲夫氏とIoT・DX営業部 中桐 淳史氏が紹介した。同社では、IoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOXの販売パートナー募集を強化しており、コインランドリー事業に携わる事業、電気自動車(EV)充電事業に関わる事業者などを募集している。販売パートナーにはゴールド、シルバー、ブロンズがあり、フィンテック、IoT、AI事業で連携することで、Life EC分野でのシェア№1を目指すという。
説明会の後は懇親会も実施。飛天ジャパンが展開する製品も展示した。また、IoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOXを活用した抽選会も実施している。
IoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOX提供
ゲーム機、ランドリー等のIoT/QRコード決済実現
飛天ジャパンでは設立当時からセキュリティ事業を行っており、多要素認証、生体認証、情報漏えい防止ソリューションを中心とした製品を販売している。モバイル決済端末のOEMの企画・開発、認定取得、量産まで行うフィンテック事業、AI・顔認証・IoTシステムを提供するAI・IoT事業も展開している。
同社では2年前からLife EC(ライフイーシー)という新たなビジョンを掲げて、ビジネスに取り組んでいる。さまざまなものがインターネットにつながっているが、日常生活の中に点在するさまざまな機器はオフラインが多いという。ゲームセンターのゲーム機、自動販売機、コインランドリー機器の多くがオフラインでキャッシュレスを実現できていないとした。また、人件費をかけて現金の回収などを行うことも多い。
同社のIoTプラットフォーム「IoT Cube」/Pay BOXでは、既存の機器をインターネットに接続でき、キャッシュレスに対応可能だ。1つのQRコードでさまざまなキャッシュレス決済に対応でき、簡易に既存の機器に装着できるのが特徴だ。さらに、現金の売上とQRコード決済の売上をリモートで一元管理できる。また、機器の稼働状況、商品、釣銭を管理することにより、販売機会ロスを削減でき、現金の回収、機器のメンテナンスの効率を高めることができるという。
同社はPay BOXを管理するクラウドベースのプラットフォームを運営している。データの可視化、データ分析、顧客が開発したシステムと連携したり、業界に特化した機能を開発できるようになる。「例えば、コインランドリーに行くときに、機器に空きがあるかをチェックできます」(李氏)。デジタル技術を使って日常生活の中のセルフサービス機器のスマート化、キャッシュレス化を実現でき、便利な世界をつくることがLife ECのビジョンだという。
中国市場の最新DX情報も紹介
日本企業のニーズにマッチしたサービス提供へ
このコンテンツは会員限定となっております。すでにユーザー登録をされている方はログインをしてください。
会員登録(無料)をご希望の方は無料会員登録ページからご登録をお願いします。