2023年8月7日15:00
ペイルドは、クラウド型法人カード「paild(ペイルド)」において、ペイメントカード情報セキュリティの国際統一基準であるPCI DSS(Payment Card Industry Data Security Standard)の最新バージョンであるPCI DSS ver4.0に準拠したと発表した。
PCI DSSとは、クレジットカード等の会員情報を保護することを目的に、国際ペイメントブランド5社(American Express、Discover、JCB、マスターカード、Visa)が、共同で策定したカード情報セキュリティの国際統一基準だ。同基準は、クレジットカード等のカード事業やECサイト、決済代行業などのカード情報を管理・処理・電送するすべての企業に準拠が求められている。
今回、提供する「paild」が準拠審査を通じて認定されたPCI DSS ver4.0は、年々増加傾向にあるオンラインスキミングやフィッシングなどの新しい攻撃手法への対応が盛り込まれた改定として約8年ぶり(2022年3月31日)にメジャーバージョンアップとしてリリースされた。従来のPCI DSS v3.2.1は、2024年3月31日まで有効だが、すでに準拠している事業者は移行期間中にPCI DSS v4.0またはそれ以降でのバージョンにおける要件に対応する必要があるという。
なお、2020年8月にリリースしたクラウド型法人カード「paild」は、オンライン上で法人カードを発行・管理できるサービスだ。通常のカード決済に加え、ICチップ決済、タッチ決済、3-Dセキュア(本人認証)など細かな利用制限や証憑の回収管理などの周辺機能も提供しているという。これまでに会計連携やSaaS管理機能、証憑メール添付機能、決済できる金額や期間、オンライン決済の制御といった支出管理に対応した機能をリリースし、今後も利用企業様の声をもとに新機能を順次開発していく予定だという。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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