JRAと顔認証技術を活用した入退場管理の実証実験を実施(グローリー)

2023年12月21日7:00

グローリーは、日本中央競馬会の東京競馬場および京都競馬場の指定席エリアにおいて、顔認証技術を活用した入退場管理の実証実験を、2023年11月4日~12日の東京競馬開催日、2023年11月18日~26日の京都競馬開催日に実施した。

顔画像登録・認証端末(グローリー)

現在、競馬場の「指定席エリア」には、利用者のQRチケットをスタッフが専用のデバイスで読み取り、認証しなければ指定席エリアへ入退場することができない。

同実証実験は、入退場時における利用者の利便性向上を検証するもので、入退場時、QRチケットを準備することなく、「顔」だけで入退場可否を判定できる新たな仕組みだという。

具体的には、顔画像登録端末で自身の顔画像を登録しておくと、指定席エリアへの入退場時は顔認証端末に顔をかざすと本人認証ができ、入退場が可能だ。

同実証実験では、約1,500名が入場時に登録ができること、およびレース直前に再入場が集中する状況において、安定的に入場できる認証性能を有する必要性があり、顔認証による入退場管理の実用性・利便性や、登録と認証にかかるスピード、認証精度がどこまで担保できるかなどを検証したそうだ。

その結果、入場時の顔画像登録は平均約5秒で利用者自身が簡潔に行え、また、入退場時の顔認証は平均約1秒とスピーディーな認証を実現したという。再入場のピーク時には、1分間で約100名の認証を行い、大幅に混雑を緩和し、利用者に負担のないスムーズな入場を実現したという。

さらに、利用者が帽子とマスクを着用した厳しい条件下でも、99.5%という高い精度の本人認証率が保持できていることと同時に、同社の顔認証のスピードが有効であることを確認したそうだ。

グローリーは、同実証実験により顔認証による入退場管理の実用性・有効性を確認し、2024年3月に指定席エリア向け無人入退場ソリューションの実用化を目指す。

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ペイメントナビ編集部

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