2023年12月27日7:40
公益財団法人日本サッカー協会(JFA)と、JFAメジャーパートナーのクレディセゾンは、サッカーを通じた価値共創活動の取り組みの1つとして、JFAアカデミー福島の高校生選手を対象にした金融教育プログラム「出張授業~SAISON TEACHER~」を、2023年12月21日に帝人アカデミー富士で開催した。
価値共創活動は、JFAパートナー企業の強みとJFAの資源をかけ合わせて、社会課題にアプローチを行う活動だという。
JFAが運営する中高校生を対象にしたJFAアカデミー福島では、常にポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人材の育成を目的に活動を行っているそうだ。
また、クレディセゾンは、キャッシュレス化が進み、多種多様な決済手段があふれている現在において、次代を担う主に中高生が自立した消費者となれるよう、幅広い金融知識やノウハウを持つ社員が講師となり、全国の学校で金融に関する授業を行う金融教育プログラム「出張授業~SAISON TEACHER~」を提供している。
今回の活動は、それぞれの分野で人材育成に取り組むJFAとクレディセゾンが協働し、JFAアカデミー福島の選手が将来、適切な選択や判断ができるように金融知識を深める一助として実施したそうだ。
なお、授業には、JFAアカデミー福島の高校生選手29名のほか、ゲストとしてJFAアカデミー福島出身で現在プロのサッカー選手として活躍する田中陽子選手(アカデミー1期生/仁川現代製鉄レッドエンジェルズ)と、金子翔太選手(アカデミー3期生/ジュビロ磐田)、オビ・パウエル・オビンナ選手(アカデミー5期生/横浜F・マリノス)が参加した。
サッカー選手は遠征など、国内に留まらず海外へ行く機会も多くなることや、2022年4月の成年年齢引き下げにより、18歳になると親権者の同意なく自由に契約ができる一方で、契約の取り消しをすることができなくなることから、契約行為について考えるきっかけとなるよう「自立した消費者となるために ~クレジットカードのじょうずな使い方~」をテーマに授業を行ったそうだ。
約2時間の授業では、「金融の基礎知識」や「キャッシュレスサービスの上手な使い方」を中心に、クレジットカードのメリットとデメリットのほか、若者が被害に遭いやすいトラブルや失敗について、具体的な事例をあげて注意喚起を行った。さらに、JFAアカデミー福島卒業後、社会人になり収入を得る際の心構えとして、所得税など税金の支払いや医療費など予測できない支払いに備えるため、計画性をもって金銭管理をする大切さを実社会に即した内容で学んでもらった。
授業後には、ゲスト参加した3選手より、社会人・プロ選手となって感じた金融知識の必要性について、自身の体験談を交えてアカデミー選手へメッセージを発信した。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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