2024年2月20日10:58
クレジットカードの非対面での不正利用が増加する中、EMV 3-Dセキュアに関して、国内でも政府や業界の推進が行われている。2024年3月5日に開催する「ペイメント・セキュリティフォーラム2024」では、加盟店のEMV 3-Dセキュア対応に関連した講演が複数行われる予定だ。
かっこ O-PLUX事業部 小林太平氏は、データから読み解く最新の不正状況と業界横断的な不正対策の取り組みについて紹介する。クレジットカードの不正利用被害は拡大し続けており、3-Dセキュアと属性・行動分析(不正検知システム)等を組み合わせた重層的な対策が推奨されている。
かっこは、2011年からEC業界の不正対策に特化しており、国内屈指の導入シェアを誇る不正検知システム「O-PLUX(オープラックス)」とライト版サービス「不正チェッカー」を提供している。同セッションでは、2023年11月に実施したEC事業者への実態調査アンケートの結果や最新の不正手口、3-Dセキュアと不正検知システムとの併用事例など不正対策の最前線を紹介するという。
また、フリマアプリ「メルカリ」の不正対策の取り組みについて、同社JR TnS Product Director 田中啓介氏が紹介する。田中氏は、メルペイ・メルカリの既存サービス、新規サービスに関する不正監視施策やフィッシング不正、クレカ不正対策(3DS導入)などに従事している。メルカリでは、アプリとしてEMV 3-Dセキュアに早期に対応している。