2024年2月22日11:11
国内では、クレジットカードに加え、コード決済や後払い(BNPL)などさまざまな決済が登場している。また、決済のインターフェースもカードに加え、スマートフォンのタッチやバーコードを活用するケースなど多様化している。
TIプランニングではこれまで、「ペイメントカード・セキュリティフォーラム」としてクレジットカードの不正を中心のセキュリティセミナーを開催してきたが、2024年から「ペイメント・セキュリティフォーラム」に改称し、クレジットカード以外のセキュリティ対策も取り上げている。
当日はPaidy CISO Jeremy Turner氏よる「あと払い(BNPL)サービス「ペイディ」のセキュリティの取り組み〜PCI-DSS v4.0準拠への対応もご紹介〜」の講演も行われる。
ペイディは、欲しいものを今すぐ購入できて、お支払いは「まとめてあとから」行ってもらう「あと払い(Buy Now Pay Later)」サービスだ。シンプルなUX、翌月一括あと払いまたは分割手数料無料の3・6・12回あと払いで支払いが可能な利便性、スマホで賢くお金の管理ができる点などから、自分らしく使える「自由なあと払い」として多くの人が利用しているそうだ。スマートな使い心地に加え安心安全にお使いいただけるサービスをトッププライオリティに、最新テクノロジーと専門部隊による運用監視等、技術面管理面の両方で徹底した安全対策を施しているという。今回のセッションでは、ペイディのセキュリティ全体の取り組みに加え、最新のPCI-DSS v4.0準拠への対応についても紹介するという。
また、専門家によるスポンサーセッションでは、LexisNexis Risk Solutions カントリーマネージャー 雨宮吉秀氏が「デジタル世界でユーザーを知り不正に立ち向かう 新たな決済手段の登場を見据えて」と題して講演する。
近年、BNPLに代表される新たなオンライン決済手段の利用が拡大している。容易に利用可能な決済手段の登場により、不正対策にも異なる視点が求められているそうだ。不正被害から顧客とビジネスを守るために必要なことは、オンラインでアクセスしてくるユーザーが正規のユーザーであるか、あるいは不正を働こうとする者かを正確に素早く判断することだという。雨宮氏は、オンラインユーザーを知るためのテクノロジと新たな決済手段への対応について紹介するそうだ。
なお、「ペイメント・セキュリティフォーラム2024」は、2024年3月5日に開催。国際ブランド、ウォレットイシュア、加盟店、BNPL事業者、関連団体など、決済セキュリティに関わるプレイヤーが一堂に登壇するイベントなる。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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