2024年4月2日11:10
TIプランニングは、このほどレポート「ペイメント&カードビジネス年鑑2024-2025」の販売を開始した。レポートでは全14章にわたり、決済やカード関連サービスの動向を紹介している。
国内では、キャッシュレス化が年々進行しており、政府が目標に掲げたキャッシュレス化比率40%も視野に入ってきた。クレジットカード決済のシェアが依然として高いものの、コード決済(QR/バーコードコード決済)が成長し、最近ではオンライン市場でも存在感が出てきた。
支払いのインターフェースとしてもタッチ決済やモバイル決済など、広がりを見せており、顔認証やUWB/BLEなどのタッチレス決済の浸透に向けた動きも進められている。
また、単純な決済だけではなく、金融や日常に係るサービスを連携させた“ミニアプリ”など、企業のマーケティング活動に有効活用される動きもみられる。
2021年頃から注目を浴びている後払い(Buy Now Pay Later:BNPL)では、国内では通販時の支払いとして古くから展開されてきたが、近年では新たなプレイヤーが登場している。また、これまで後払いが適してこなかった市場での活用も行われてきた。一方で、国内市場から撤退する企業も出てくるなど、市場の淘汰も進んでいる。
BtoB決済市場では、会計ソフトや請求システムを提供する企業などがビジネスカードを提供するケースも出てきた。また、国際ブランドの仕組みに準拠したB2B向けの請求書カード払いの提供事業者が拡大しており、B2B決済の普及に一役買うと期待されている。
ポイントや会員制度では、共通ポイントサービスやマイレージでの経済圏拡大の取り組み、決済と連携したデータマーケティングの動きも見られます。
「paymentnavi」では、10年以上にわたり、日々の決済動向をウォッチしてきた。本レポートでは、会員限定のプレミアム情報「Paymentnavi Pro2023」で限定的に紹介した情報も含まれている。
TIプランニングでは、「本レポートの発行が、国内の決済、およびカードビジネスをさらに活性化させ、決済やカードビジネスにかかわるすべての皆様のビジネスの助けとなれば幸いです」としている。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
カード決済、PCI DSS、ICカード・ポイントカードの啓蒙ポータルサイト