2024年5月9日20:24
デジタルガレージ (DG)の決済事業子会社であるDGフィナンシャルテクノロジー (DGFT)は、DGFTとニッセンの合弁による後払い決済事業会社で、DGFTが49%の持分を保有するSCOREについて、ニッセンが保有する全株式(51%)をDGFTが取得することにつき、ニッセンとの間で株式譲渡に係る基本合意書を締結したと発表した。なお、この株式譲渡は2024年7月1日の完了を予定しており、株式譲渡完了後、SCOREはDGFTの完全子会社となる予定だ。
DGFTは、2018年にニッセンとの合弁でSCOREを設立、以降、 総合決済サービス「VeriTrans4G」 の標準決済メニューとして、EC・通販等で注文商品到着後に支払いができる後払い決済サービス 「ベリトランス後払い」を加えてサービス展開し、順調に導入加盟店数が伸長しているそうだ。
後払い決済サービスは、クレジットカードを持たない若年層や、非対面決済での安心感を重視する中高年層を中心に、重要な決済手段の1つとして認知が高まっており、今後も引き続きEC・通販等での導入増加が期待されるという。このような背景のもと、DGFTは現在のB2C後払いの拡大に加えて、グループ横断で展開しているB2B領域へも踏み込んでいくことを視野に、今回の株式取得および完全子会社化の決定に至った。
ECを始めとしたオンライン事業者や店舗などの対面事業者へ総合決済サービスを提供する決済プロバイダー。非対面・対面領域95万拠点でのお支払いが可能で、年間決済取扱高は5.3兆円を超えます(2023年3月末現在)。事業者のキャッシュレス化やDX推進を決済や金融の領域から支援するとともに、加盟店やエンドユーザーである消費者へ、安心・安全・快適な支払い体験の提供を通じて、世の中の役に立つインフラ事業として、持続可能な社会の発展に貢献し続けていきます。