2024年5月17日7:20
ジェーシービー(JCB)と、イマーゴは、UWB(Ultra Wide Band)とBLE(Bluetooth Low Energy)を用いて新たな購買体験を実現する「近づいてチェック」プロジェクトを開始し、プロトタイプを開発した。そのコンセプトとして、実際にUWB/BLEを用いて動くiPhoneおよびApple Watch向けアプリと、店舗レジ機材のリファレンスモデルを制作し、ユーザーテストを開始した。
現在、キャッシュレス決済の多様化や各種ポイントサービスの増加、会員証アプリやデジタルクーポンの普及、企業の環境対策などさまざまな理由により、レジでの決済時に利用者の選択と意思表示が必要なタスクが増加している。これにより店員との口頭確認が増えており、レジでの購買体験は煩雑なものとなり、また、聞き間違いや伝え間違いによるトラブル発生の原因となっているそうだ。
JCBとイマーゴが昨年Zα世代(現在の中高生)とZ世代(大学生から20代の社会人)に行った調査では、この購買体験の煩雑化は若年層にとって大きなストレスになっており、店員にとってもレジ作業の負担や接客トラブルの原因になっていることがわかったという。JCBとイマーゴでは、若年層が強く感じている購買体験の煩雑化を、UWB/BLEという通信技術とスマートフォンアプリを用いて解消する仕組みとして、「近づいてチェック」プロジェクトを開始し、プロトタイプを開発した。
「近づいてチェック」は購買体験をワンストップ化するソリューションだという。支払い方法やポイントカードの有無、酒類やたばこ購入時の年齢確認、レジ袋の有無など、店頭で確認される内容について、スマートフォンのアプリに「チェック項目」として事前登録する。
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