2024年11月1日12:10
U-NEXT HOLDINGSのグループ会社であるUSENは、簡易レジ一体型キャッシュレス決済サービス「USEN PAY+」を2024年11月1日より販売開始すると発表した。Visa/Mastercardの決済手数料率は2.99%で利用可能だという。
同社はこれまで、複数の決済手段が可能なキャッシュレス決済端末を「USEN PAYシリーズ」として2019年よりサービスを開始し、POSレジ連動型やQRコード決済サービスなど、現在も飲食店や小売店を中心としたさまざまな業種・業態の店舗に導入している。昨今、会計処理の効率化やインバウンドの増加に伴うキャッシュレス化が広く浸透するなか、国内のキャッシュレス決済比率は39.3%と堅調に上昇し、店舗経営面で大きく影響を与えているという。
一方で、長年地域に根差した商店や個人経営の飲食店などでは、POSレジの複雑な操作に加え、キャッシュレス決済の煩雑なオペレーションを懸念する声や、従来の現金決済運用との両立を求める声も聞かれる。「キャッシュレス決済を利用したいけれど機能が多くて操作が難しそう」「機能は最低限で良いから高価なレジは不要」などの店舗のご要望に応えるため、必要不可欠な現金決済とキャッシュレス決済の両方のニーズを組み合わせたサービスの実現に至った。
「USEN PAY+」は、キャッシュレス決済端末に現金管理が可能な簡易レジアプリを搭載し、会計に必要な周辺機材を付属したパッケージサービスだ。
「USEN PAY+」のキャッシュレス決済端末はPax Japanの「A920MAX」を業務用として国内初リリースする。筐体にはパワフルなプロセッサとメモリーを搭載し、快適でスピーディな決済処理が可能になるキャッシュレス決済端末一台でカード、電子マネー、QRコード、現金決済の会計が可能になる。端末に決済金額を二度入力する必要がないため会計情報と決済金額の入力ミスを最大限防げる。カード、電子マネー、QRコードの主要ブランドも70種以上に対応する。
さらに、物理キーボードによって従来のECR(電子レジスター)の操作に慣れている店舗でも従来品と同様の操作感で利用できる。物理キーボードを使わず端末画面からの操作も可能だ。
加えて、「USEN MEMBERS」にて売上データの可視化により簡単に集計が可能だ。また電子帳簿保存法に則り7年分の伝票ジャーナルや精算データが「USEN MEMBERS」上に保存される。
この記事の著者
ペイメントナビ編集部
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