2024年11月7日8:00
三井住友カードは、公共交通機関向けソリューション「stera transit」が関西圏で利用可能エリアを拡大する告知として、「stera transit 関西鉄道利用エリア拡大 発表会」を2024年10月28日に大阪のなんばスカイオコンベンションホールにて開催した。当日は、三井住友カードより、stera transitの関西圏の利用可能エリア拡大の案内や、利用者・交通事業者のメリット、今後の展望などを紹介した。
新たに 548 駅で利用可能に
来年3月には関西全体では780駅に拡大へ
10月29日から「stera transit」が、Osaka Metro、近畿日本鉄道、阪急電鉄、阪神電気 鉄道の 4 社で一斉に稼働を開始し、関西エリア(一部東海エリアを含む)で新たに 548 駅で利用可能となった。来年3月には関西全体では780駅で利用できるようになる予定だ。三井住友カード 代表取締役社長 兼 最高執行役員 大西幸彦氏は、クレジットカードのタッチ決済はグローバルスタンダードのサービスであると強調した。
Visaによるとクレジットカードのタッチ決済比率はグローバルベースで8割を超えている。交通機関での利用も急拡大している。ロンドンは地下鉄やバスの利用者の9割弱がタッチ決済を利用しているという。日本でもタッチ決済は急速に普及しており、直近では40%を超えるところまで広がっている。関西エリアで一斉に導入するが、大阪・関西万博などで訪れる世界中の人々に利用してもらうとともに、地域の人々にも日常的に利用してもらいたいとした。
インバウンド利用者は増えているが、タッチ決済の交通乗車は国内利用が9割型を占めているという。三井住友カードでは新しいMaaSアプリを準備中だ。全国の電車やバスに共通のクラウドの仕組みを使って提供することを目指す。汎用的な決済手段であるカードを交通乗車に取り入れることで、「複数の交通機関、交通とそれ以外の消費をつなぐことがスムーズにできます。MaaSと最も合う交通乗車の決済手段です」と大西氏は話す。また、企画乗車券の販売を来年3月にスタートして、さまざまなサービスに広げていきたいとした。
Osaka Metroは高性能な改札機を設置
南海は他の交通機関、商業施設との連携へ
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