2011年6月16日17:06
日本マルチペイメントネットワーク推進協議会(JAMPA)と日本マルチペイメントネットワーク運営機構(JAMMO)は、電子決済サービス「Pay-easy(ペイジー)」の2011年5月の利用件数が、過去最高の504万件(対前年同月比107%)となり、初めて月間500万件を突破したと発表した。利用金額は、7,475億円(同122%)となった。
ペイジーは、インターネットバンキング・モバイルバンキング・ATMなどを利用して、各種税金・料金を支払うことができるサービスである。
5月の利用増加の主な要因は、国庫金における利用の増加となった。5月の国庫金の利用件数は対前年同月比153%の65万件、利用金額は同129%の5,369億円となった。これは、政府の電子政府推進の動きと相俟って、税理士を中心とした国税の納付や、関税の納付での利用が拡大を続けており、それぞれ過去最高の利用件数を更新した。
また、地方公金でも、月間の利用で過去最高となる211万件を記録。3月、4月は東日本大震災の影響が若干見られたものの、5月は自動車税の納付時期でもあり、今年度から新たに自動車税等の納付へのペイジー対応を開始した地方公共団体を中心に、大幅に利用が拡大したという。
民間料金においても、EC市場規模の拡大に呼応して、インターネットバンキングと親和性の高いネットショッピング、ネットオークションなどを中心に利用が順調に伸びているそうだ。また、EC事業者を中心にペイジーが利用できる収納機関の数も拡大を続けているという。