2024年11月20日7:28

ジェーシービー(JCB)とインテリジェント ウェイブ(IWI)は、両社の強みを生かした、業界全体の不正利用対策を推進する取り組み「セキュリティーコンソーシアム」の一環として、JCBが展開する国内初の不正取引情報WEB連携サービス「MATTE(マッテ)」をリニューアルした。JCBブランド以外の国際カードブランドの取引情報についても、「MATTE」を通じて情報連携が可能となったことで、ブランドの垣根を超えてリアルタイムでつないだ業界初の共通システムが完成したそうだ。これにより、不正利用が生じた際の情報連携がスムーズになり、スピーディーな不正防止の取り組みが確立した。JCBブランドのカード発行会社に加えて、JCBブランド以外の国際カードブランドを扱うカード会社にも広く開放し、三井住友カードを始めとする主要カード会社も参画するという。

他の国際カードブランド取引も対象にサービス範囲を拡大(JCB/IWI)

具体的に、JCBブランド以外の国際カードブランド取引においても、カード発行会社や加盟店で検知した不正・不審取引をリアルタイムに情報連携し、スピーディーな配送停止依頼が可能となった。

また、JCBブランド以外の不正・不審取引においても、取引ごとに加盟店管理会社へ連絡し取次依頼をすることなく、MATTEに登録するだけで情報連携が可能となり、業務も効率化される。

さらに、従来のMATTE機能に加え、データ一括登録機能や承認ワークフローなどの機能を拡大した。利便性が向上したことで、加盟店の協力の輪も広がり、新たに多数の加盟店や決済代行サービス事業者にMATTEを導入した。これにより配送停止依頼の50%以上(JCBブランド調べ)が加盟店管理会社を経由せずカード発行会社と加盟店で直通連携が可能となる予定だ。

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