2024年12月7日20:24
トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)は、アイシンが提供する乗り合い送迎サービス チョイソコに対しTMNのQR・バーコード決済サービスの提供を開始した。
以前より提供していたクレジット、電子マネーに続き新たにQR・バーコード決済を提供することで、買い物弱者を支援するチョイソコの利便性向上につなげ、地域経済の活性化に貢献できると考えているそうだ。
人口減少や運転手不足などから各地域の公共交通機関が衰退していることに加え、高齢者の免許返納により過疎地域だけでなく都市部でも買い物弱者が増加するなか、チョイソコは、2018年の運行開始以来、83の自治体に導入されている。
スーパーやドラッグストアなどの地域の流通事業者が買い物弱者への支援としてチョイソコに協賛していることから店舗がチョイソコの停留所となっているケースも多く、買い物でよく使用される決済手段であるQR・バーコードをチョイソコでも使用可能とすることで、チョイソコ利用者の利便性向上だけでなく、協賛事業者にとっても集客や売上増につながるとした。
TMNのサービスはクラウド型のため、導入済の決済端末でも決済手段や決済ブランドの追加を容易に実施できるのが特徴で、チョイソコを導入する各地域での決済ニーズにも柔軟に応えることができるとした。
TMNはチョイソコに対して2022年にTMNの決済端末「UT-P10」および電子マネー決済サービスの提供を開始し、これまでにも2023年のクレジット決済サービスおよび電子マネーブランドの追加対応を始めとして、チョイソコの導入拡大にともなう決済ニーズの多様化に対応してきたそうだ。
TMNでは、これまでスーパーやコンビニ、ドラッグストアなど主に流通事業者に向けてサービスを拡大してきたが、現在は交通領域にも注力している。決済の利便性を高めることが人流の活性化に寄与し、持続可能な地域社会の創出に貢献できると考え、今後も交通領域に向けた取り組みを推進している。