2024年12月11日8:00
「Singapore Fintech Festival2024」に出展したドイツのインフィニオン テクノロジーズは、決済テクノロジーが組み込まれた人工爪、環境に配慮した「 SECORA Pay Green カード」、生体認証機能が付いた「SECORA Pay Bio」などを紹介した。
ネイルチップで自販機決済
環境配慮型カードでCO2を60%超削減
インフィニオンのブースではネイルコーナーを設け、ネイルチップを参加者の指に取り付け、施術後に自販機で決済体験をしてもらうデモを実施した。小型のチップで次世代の体験ができるため、会場で話題となった。
また、「SECORA Pay Greenソリューション」を展示。これは、環境配慮のコイルオンモジュール (eCoM) パッケージにより、原材料調達と物流におけるCO2を60%超削減できるという。また、リサイクル可能な材料の利用とカード本体のリサイクル率を最大100%にするそうだ。
具体的に、セキュリティ コントローラーとすべてのソフトウェア コンポーネントを内蔵し、非接触アンテナを統合したコイルオンモジュール (eCoM) パッケージを組み合わせることによって、デュアル インターフェースカードの新しいリサイクル基準を設ける。カードの耐用年数が終了した後、eCoMパッケージ全体をカードから取り外して電子廃棄物として処分することができるそうだ。カード本体は材質に応じてプラスチック、木材、紙としてリサイクル可能だ。
SEと指紋センサーを1パッケージに統合
独自シートで自宅での登録も簡易に
また、オールインワンの生体認証決済ソリューション「SECORA Pay Bio」を紹介した。同生体認証決済カード・ソリューションは、MastercardとVisaの仕様に準拠している。
インフィニオンテクノロジーズ アジア・パシフィックPte Ltd Regional Marketing スペシャリスト イエグレート・ジュリアンリ(Iegreat Julianri)氏は「指紋やセンサー、チップが1つのモジュールに含まれています。サプライヤーであるカード製造会社はサプライチェーンの観点から、このモジュール1つを購入可能です」と話す。
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