2024年12月16日8:50
リクルートと三菱UFJ銀行が共同出資する子会社の株式会社リクルートMUFGビジネスが、2024年12月13日付で、賃金のデジタル払いを手がける資金移動業者として厚生労働大臣より指定を受領した。同指定により、RMBは、賃金のデジタル払い(厚生労働大臣の指定を受けた資金移動業者の口座への資金移動による賃金支払)に対応する。これにより、リクルートが提供する給与支払サービス「Airワーク 給与支払」とRMBが提供する決済ブランド「COIN+(コインプラス)」の連携が完了し、必要な手続きが完了すれば、従業員は現在受け取り可能な銀行口座に加え、「COIN+」を組み込んだRMBが提供するスマホアプリ「エアウォレット」で30万円を残高上限額とした即払い受け取りも選べるようになる。従業員は好きなタイミングで働いた分の給与を最短10分で、「COIN+」で受け取れるようになり、「エアウォレット」経由で決済ブランド「COIN+」を利用すると、口座連携した金融機関と入金や出金が何度でも無料で行える。「Airワーク 給与支払」を利用するすべての事業者を対象に、2025年1月上旬よりサービス提供を開始するという。
具体的に、これまで給与の支払い方法は通貨(現金)、あるいは銀行を含む金融機関の口座への振り込みなどに限られていたが、近年のキャッシュレス決済の普及や送金サービスの多様化を背景に、2023年4月1日付で省令が改正された。これにより厚生労働大臣の指定を受けた資金移動業者の口座への賃金支払い(いわゆる賃金のデジタル払い)が認められることになった。
リクルートグループもデジタルマネーでの給与受け取りニーズに応えるべく、RMBが資金移動業者として厚生労働省に2023年4月3日付で申請し、2024年12月13日付で指定を受けた。2025年1月上旬より、必要な手続きを完了した「Airワーク 給与支払」を利用するすべての事業者で、従業員は働いた分の給与を即払いでデジタルマネーにて受け取れるようになる。
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