2025年2月7日7:55
家計管理サービス「B/43(ビーヨンサン)」を提供するスマートバンクは、AIがユーザー個人のお金の価値観を学習し、家計改善に向けたアドバイスをする「AI支出チェッカー」機能のベータ版を一部ユーザー向けに提供開始した。
なお、現時点では、個人利用向けの「B/43 マイカード」ユーザーのうち一定数以上の支出データがある場合のみ利用可能だ。夫婦や同棲パートナー同士で使える「B/43 ペアカード」では同機能を利用できない。
同機能では、ユーザーが自分自身の支出を振り返りながら、「あなたにとって大切なもの(Goodな支出)」と「必要でないものや後悔したもの(Badな支出)」を直感的に分類していくことにより、AIがお金の使い方の好みを学習するという。
また、学習したユーザーの価値観に合わせて日々の支払いを分析し、ユーザー自身にとって必要な支出だったのか、無駄な支出だったのかを知らせることで、ユーザーにとって理想の家計状態に近づけるようにサポートするという。
なお、「AI支出チェッカー」はベータ版として公開しており、ユーザーによる支出分類を学習することで精度が上がっていく。ユーザーの利用状況をもとに今後の本格リリースを検討するそうだ。
なお、「B/43」とは、チャージ式のVisaプリペイドカードと家計簿アプリをセットで使えることが特徴の家計管理サービスだ。毎月の予算をプリペイドカードにチャージして支払いを行うと、アプリに支出の明細がリアルタイムで反映され支出管理が可能だ。クレカ・銀行口座連携や、手入力、AIレシート読み取り機能も搭載しており、さまざまな支出を「B/43」アプリ1つで管理できる。また、夫婦や同棲パートナー同士で使える「B/43 ペアカード」では、1つの口座で2つのカードが作れて割り勘や現金のやり取りが不要になり、2人で一緒に支出を確認できる。また、親子向けの「B/43 ジュニアカード」ではキャッシュレスで小遣いを渡し、親子で一緒にお金の管理ができる。2021年4月リリースし、累計ダウンロードは100万件以上、月間取扱高は数十億円まで拡大している。
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ペイメントナビ編集部
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