2025年3月6日20:53
東京地下鉄は、東京メトロ線内において2025年3月22日からクレジットカードのタッチ決済及びQRコードを活用した乗車サービスを開始すると発表した。
東京メトロでは、企業や研究機関等と連携した新技術の開発・導入やDXの推進により、持続的な企業価値の向上と将来にわたる安心の提供の実現を目指しており、その中で鉄道における次世代乗車システムの促進に取り組んでいるそうだ。
クレジットカードのタッチ決済及びQRコードを活用した乗車サービスの実証実験を2024年度中に開始することについて、2023年8月に発表していたが、このほど、東京メトロ24時間券を対象に3月22日10時から開始する。
同社販売サイト上で事前に購入した東京メトロ線全線有効の東京メトロ24時間券(クレジットカードタッチ)及び東京メトロ24時間券(QR)を対象に、自動改札機のタッチ決済リーダーおよびQRリーダーにかざしてもらうことで、駅で現金での乗車券の購入等を伴うことなく乗車が可能となるサービスを実施する。
なお、リーダーを設置していない駅においては、駅係員が東京メトロ24時間券(クレジットカードタッチ)または東京メトロ24時間券(QR)の乗車券画面を確認のうえ、案内するという。
今後も東京メトロは、鉄道利用において多くの人が利用する交通系ICカードを主軸としつつ、デジタル技術等を活用した新たな乗車サービスの検討を進める。なお、クレジットカードのタッチ決済による後払い乗車サービスの実施については、改札外乗換え等同社特有の運賃計算上の課題への対応の検討を現在進めている。