ららぽーとマネジメントがクレジットサイン伝票の電子化サービスを採用(NTTデータ)

2011年7月7日17:57

NTTデータは、ららぽーとマネジメントが「CAFIS伝票保管サービス」を採用し、2011年7月8日からサービスの提供を開始すると発表した。CAFIS伝票保管サービスは、クレジットカードでの支払い時に必要なサイン(署名)用伝票を電子化する共同利用型サービスである。

ららぽーとマネジメントでは、サイン伝票にまつわるレジオペレーションミスの軽減や業務効率化を目指し、同サービスの導入を決定した。今回、ららぽーとマネジメントが運営する6施設で、2011年7月から順次導入を行う。まずは、7月8日に三井アウトレットパーク マリンピア神戸から導入を開始する。

導入後の運用イメージ(出典:NTTデータのプレスリリース)

ららぽーとマネジメントは、全国55カ所でショッピングセンターやアウトレットパークといった商業施設の運営・管理を行っている。その中で、クレジットカード決済時のサイン伝票の管理業務については、膨大な枚数の伝票を商業施設内の各テナントから回収したり、1枚1枚顧客のサインをチェックしたり、整理して倉庫へ保管したりと、非常に多くの作業が必要だったという。そこで、CAFIS伝票保管サービスを導入し、サイン伝票を電子化することで現状の課題の解決を目指すことを決定した。

CAFIS伝票保管サービスは、加盟店のクレジット決済の仕組みに電子サインパッドなどを組み込み、これまで紙伝票を用いて行っていた署名などのオペレーションをサインパッド上での実施に変更し、サイン伝票の紙出力を廃止する。そして、サインパッド上で取得したサインと、これまで伝票に出力していた取引の情報を、電子データで作成し、NTTデータが共同利用型で提供する保管センタで7年間にわたり保管する。さらに、同サービスでは保管した電子データを伝票イメージで閲覧できる検索サイトを提供し、加盟店の伝票確認や、カード会社への伝票提出業務もサポートするという。

NTTデータでは今後、CAFIS伝票保管サービスを利用するユーザーの拡大を図り、2015年度末までに10社以上の導入を目指す。

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