2025年5月13日8:30
タクシーアプリ 「S.RIDE(エスライド)」を提供するS.RIDEは、AIを活用した自動運転ソフトウェアを提供する英Wayve Technologies社(英国 ロンドン)と、日本の公道でのデータ収集に関するパートナーシップを締結し、2025年5月12日より首都圏を中心とした公道データの収集を開始した。
S.RIDEは、Wayveが開発する運転支援・自動運転向けAIモデルの学習用に、日本の交通環境や運転特性といった公道データを収集する。収集対象は、交差点や信号といった道路状況、車両や歩行者の動き、道路周辺の環境など、幅広い交通シナリオにわたる。これらのデータは、日本の道路事情に適した、安全で高知能なAIを活用する自動運転システムの開発に必要だとしている。
データ収集は、同日より東京都内で事業を展開するグリーンキャブと連携して開始した。今後は、国際自動車、寿交通、大和自動車交通、チェッカーキャブ無線協同組合とも、順次連携を予定しているそうだ。
なお、S.RIDEは、ソニーグループが保有するAIとIT技術を活用して開発したタクシーアプリだ。自動運転時代に向けて技術革新が進む中、事業の差異化の源泉となる新規の高付加価値サービスをソニーのAI/IT技術をベースに創出してきたという。
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ペイメントナビ編集部
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