2025年5月13日8:38
GMOイプシロンの連結会社であるGMOリザーブプラス(GMO-RP)は、2025年5月12日から、医療特化型予約管理システム「メディカル革命 byGMO」のオプションサービスとして、AI搭載の医業経営分析ツール「AI-Board(アイボード)」の提供を開始すると発表した。「AI-Board」は、医療機関における各種経営指標をAIが自動で分析し、改善策を提案する経営分析ツールだ。医療情報保護に関する「3省2ガイドライン」に準拠しているため、医療機関は情報の安全性を確保しながら、業務の最適化と収益性の向上を図ることが可能だという。
WEBサイトへのアクセスデータや予約・来院・会計などの患者行動データを自動で統合・分析し、業務の最適化と収益性の向上を支援(GMO-RP)
厚生労働省の「受療行動調査」のうち外来に関するデータによると、2011年は51.8%の患者が受診前に何らかの情報を入手していたのに対し、2020年ではその割合が80.2%にまで上昇している。 医療機関選びには、立地や技術力といった従来からの条件に加え、オンライン上の評判や医療機関が発信するSNSの情報、他にもWEB予約の可否や診察前後の待ち時間といった多様な条件が加わっていることから、医療機関はより多面的かつ戦略的な対応が求められているそうだ。しかしながら多くの医療機関では、予約データやカルテ、支払いデータなどが複数のシステムに分散しており、また限られた人員体制の中で日々の診療を行っていることから、分散しているデータを収集し、経営判断や集患施策に活用しきれていないのが実状だという。
GMO-RPは、2018年にGMOインターネットグループへジョインして以来、SaaS型予約管理システムを中核として提供し、WEB問診・オンライン診療・キャッシュレス決済連携など医療DXを推進するサービスや機能を提供してきた。
GMO-RPが提供を開始する「AI-Board」は、医療機関内に分散するデータの収集・統合を自動化し、AIを用いて患者との接点におけるボトルネックと改善策を可視化できるツールだという。
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ペイメントナビ編集部
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