2025年5月15日8:05
クレディセゾンのインド子会社である Kisetsu Saison Finance (India) Pvt. Ltd.は 、ECBローン(External Commercial Borrowing:対外商業借り入れ)による資金調達を開始している。このほど、Credit Saison Indiaに資本参加するみずほ銀行より 1.5億米ドルのECBローンを実行する契約を締結した。
Credit Saison Indiaは、これまでもCAREとCRISILの長期格付けAAAを基に、35を超える現地金融機関からの借り入れに加え、社債やコマーシャルペーパーを発行し、資金調達の多様化を推し進めてきた。新たな資金調達手法として実行したインドにおけるECBローンは、インド国外の銀行や企業からの借り入れとなる。インド国内の資金調達と比較して低金利となる可能性が高いこと、長期資金調達が可能といったメリットがあり、インド準備銀行(中央銀行)による規制を考慮する必要があるものの、長期目線で現地に根を張り、現地のニーズに合わせたサービスを提供しているCredit Saison Indiaにとって優位な手法と考え、実行に至った。
なお、これまでにインド大手商業銀行であるAxis Bank、シンガポールDBS、台湾CTBCが参加する2億米ドルの シンジケートローンを調達しており、その他、インド地場銀行からも1億米ドル規模のECBローンによる調達を行っている。そしてこのいほど、みずほ銀行とは資本面のパートナーシップに加え、借り入れにおいても手法の多様化を進め、Credit Saison Indiaの安定的かつ長期視点での財務戦略を強化する。
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ペイメントナビ編集部
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