2011年8月8日15:14
ユーシーカード(UCカード)とクレディセゾンは、中国銀聯と提携し、2011年8月から順次、銀聯カードの加盟店募集を開始したと発表した。
中国銀聯は、中国国内で262万加盟店のクレジットおよびデビットの決済網を構築しており、全世界で26億枚の銀聯カードを発行している。決済総額は約139兆円と、国際ブランドとしての位置づけは急速に高まっている。また、日本国内における中国銀聯の決済総額も2010年度で約480億円と、その成長は年々増加傾向にある。2010年7月には個人観光客向けビザ(査証)の発行要件が緩和されたことから、今後も日本を訪れる中国人観光客の増加が見込まれ、さらなる決済総額の増加が期待できるという。
UCカードとクレディセゾンでは、日本の地理的優位性を活かし、UCカードの加盟店ネットワークを最大限活用するとともに、みずほ銀行とも連携して、全国各地の商業施設や飲食店、観光地を中心に、銀聯カード取扱加盟店の開拓を行う。また、クレディセゾンでは、これまで培ってきた百貨店・大型ショッピングセンター・家電量販店をはじめ、ホテル・レジャーなど、高質な提携ネットワークを中心に、銀聯カード取扱加盟店の獲得に努める。
UCカードとクレディセゾンでは、今後、早期に5万店の銀聯カード取扱加盟店の獲得を目指す。また、両社は今回の加盟店業務を契機に経済成長の続く中国などアジア地域への進出を加速させるべく、中国銀聯との取り組みについてさらなる提携関係の構築を目指すと発表している。