2025年11月26日18:41
GMOペイメントゲートウェイ(GMO-PG)は、事業者の売上機会を最大化する支援の一環として、ECにおける「決済手段 利用意向調査 2025年度版」を実施し、その結果を2025年11月25日に公開した。
同調査の結果、各決済手段の利用率という一面的な指標だけでなく、利便性・安心感などの心理的要因を踏まえた決済の運用設計が、売上機会の拡大と顧客体験の向上に有効であることが分かったとしている。
同調査の結果は、事業者が自社のビジネスや顧客層に応じた決済の運用設計を検討する際に役立てていただけるホワイトペーパーとして公開している。
まず、よく使う決済手段として、「クレジットカード」は物販・サービスEC等共に60%超となっている。次いで、物販では「PayPay」「Amazon Pay/Amazonギフト」、サービスEC等では「PayPay」「楽天ペイ」の順に多かった。

●物販:「クレジットカード」67.3%、「PayPay」30.4%、「Amazon Pay/Amazonギフト」14.9%、「コンビニ決済」11.7%ほか。
●サービスEC等:「クレジットカード」65.9%、「PayPay」41.2%、「楽天ペイ」16.8%、「Amazon Pay/Amazonギフト13.1%ほか(GMO-PG)
また、物販・サービスEC等共に「ポイントを貯めたい」が約半数と最も多く、「使いやすさ」「安心感」も上位に挙がった。
さらに、物販・サービスEC等共に30%超が本人認証で失敗を経験している。認証に失敗した人のうち、物販は約17%、サービスEC等では約14%が購入を断念し、半数近くが「不便なサイトと感じる」と回答した。
GMO-PGでは、年間21兆円を超える決済処理金額を取り扱う中で蓄えた豊富なデータと知見を活かし、承認率の向上や決済UX・運用設計の改善など、多面的な施策を展開しているという。決済サービスの提供に加え、消費者の購買行動を促進する施策により、事業者の売上機会拡大を支援している。
物販/サービスEC等を対象とする同調査は、2023年より毎年行っており、消費者の決済利用の傾向や、決済手段を選ぶ理由を明らかにすることで、「どの決済手段を、どの順序・設計で導入・運用すべきか」といった事業者の判断を支援し、事業成長を後押しすることを目的としている。
なお、過去の調査では、希望する決済手段がない場合に購入を断念する傾向が確認されており、決済導入の最適化が事業者の売上機会に直結することが示唆された。こうした知見を踏まえ、今回の調査では、消費者の属性や心理的要因をより多面的に捉えているという。















