2025年12月2日9:43
12月15日申し込み分まで限定特典を延長
TIプランニングは、カード情報ポータルサイトpaymentnavi(ペイメントナビ)の15周年を記念した記念誌「キャッシュレス8割ビジョン~将来的なフルキャッシュレス化を目指して~」の販売を開始した。
現在、世界中におよそ170 ものオフィシャル通貨が流通しているといわれている。そのうち、いくつかの国や地域では共通通貨のユーロやアメリカ・ドルなどが使われている。こうした金属硬貨や紙幣といった現金を無くす(減らす)キャッシュレス化が、少子高齢化や人口減少に伴う労働人口減少の時代を迎えた日本にメリットをもたらすことが期待されている。
2014 年6 月に閣議決定された“日本再興戦略”において、①訪日外国人向けた利便性の向上、②クレジットカードなどを安全に利用できる環境整備、③公的分野の効率性向上の3つの柱からなる「キャシュレス化に向けた方策」が盛り込まれた。このようにキャシュレス化は、2020 年(2021 年に開催された)のオリンピック・パラリンピック東京大会に向けて、官民連携の国家戦略の1つに位置づけられた。さらに、2017 年に“日本再興戦略”を引き継いだ“未来投資戦略”で、今後キャッシュレス比率を倍増し、2025 年にはキャッシュレス決済比率を20%から倍増の40%を“国家目標”とする『キャッシュレス・ビジョン』を経済産業省は発表し、2018 年7 月には産学官からなる「一般社団法人キャッシュレス推進協議会」を立ち上げている。
キャッシュレス40%達成は通過点
有識者会議でも8割達成について議論
経済産業省の発表によると、2023 年のキャッシュレス決済比率は39.8%、2024 年には42.8%(141.0 兆円)に達し、政府が「大阪・関西万博2025 」が開催される2025 年までに掲げていた4 割程度というキャッシュレス目標を1 年前倒しで達成することができた。日本のキャッシュレスはこのように堅調な伸びを示しており、日本社会がキャッシュレス決済を受け入れる“クリティカル・マス” (Critical Mass)を超えた可能性を示唆しています。この40%という中間目標の達成は、単なる通過点であり、次なる目標には北欧やベネルクス3 か国など欧米のキャッシュレス先進国の現在の水準である80%という目標に向けた戦略的移行が求められる段階に入ったことを意味する。経済産業省が現在開催している有識者会議「キャッシュレス推進検討会」では、新たな算定方式を算出し、2024年の51.7%から、2030年に65%、将来的に8割のキャッシュレスを目指すことについて議論されている。
キャッシュレス化には、国やエリアによって、次のようなパターンがあります。
・オンラインデビットカードや電子財布がけん引するキャッシュレス化パターン:北欧、ベネルクス3 か国
・クレッジットカード、オフラインデビットカード、電子財布がけん引するキャッシュレス化パターン:アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージランド
・QR コード決済とオンラインデビットカードがけん引するキャッシュレス化パターン:中国、インド、インドネシア、ベトナム
・クレッジットカード、電子財布がけん引するキャッシュレス化パターン:韓国、日本
オンラインデビットカードを中心にキャッシュレス化が進んだスウェーデンやデンマーク、ノルウェー、フィンランドなどの北欧諸国やオランダなどのベネルクス3 カ国は、現金決済ゼロの完全キャッシュレス社会を遠からず実現させようとしています。イギリスやカナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英連邦では、クレジットカードやオフラインデビットカードを核に、コンタクトレスペイメントや電子財布などによりキャッシュレス化を推し進めている。隣の韓国でも、クレジットカードやオフラインデビットカード決済を中心に、世界トップクラスのキャッシュレス社会を実現しています。合わせて27 億人と、世界人口のおよそ3 分1 を占めるアジアの大国である中国やインドでもQR コード決済やオンラインデビットカードを中心にキャッシュレスの取り組みが果敢に進められている。日本もキャッシュレス化が進むデジタル社会へ挑戦は避けられない。
同記念誌では、日本において次なるキャッシュレス目標80%、さらにその先のフルキャッシュレス化を目指すための方策にについて紹介している。今後の日本のキャッシュレス化の課題と展望を深く理解するためには、キャッシュレス先進国の成功要因を分析し、日本への示唆を導き出すことが不可欠だ。何故なら、各国は独自の社会経済的背景と政策アプローチにより、キャッシュレス社会を実現してきたからである(もしくは遅れているドイツなども含めて紹介)。
本書の発行により、国内や海外のキャッシュレス動向を紹介することにより、キャッシュレス比率8割に向けた後押しができれば幸いである。15周年記念誌はキャッシュレス決済に携わるすべての業界プレイヤーにとって、有益な誌面となることを目指した。
なお、最終特典として、12月15日までのお申し込みでレポート、冊子版+電子版込みで11万円(税込)の15周年特別価格(税込)で提供する。本特典は、最後の延長特典であるため、この機会にぜひお申し込みをご検討いただければ幸いである。
また、同レポートの12月15日までのお申し込みの購入2大特典として、①Paymentnavi Pro2025と連動した「キャッシュレス8割ビジョン特別編 韓国キャッシュレス篇」(仮)レポート(Web特別版)のダウンロードが可能、②和田文明氏講演の有料特別配信セミナー「キャッシュレス8割ビジョン」の1名様の聴講が無料となる(リアルタイム配信ではなく録音となるため、好きなタイミングで視聴可能)。
1章 キャッシュレス決済比率80%時代を展望
~国内12業種のキャッシュレス化の現在地と開拓への課題~
2章 国内と海外のキャッシュレス概観
3章 丸め(Cash Rounding、端数処理)とキャッシュレス
4章 キャッシュレス先進国、北欧のキャッシュレス事情
5章 デンマーク
6章 オランダ
7章 ドイツのキャッシュレス
●発売:2025年11月29日
●338ページ
●価格:本体価格100,000円+税(税込価格110,000円)(冊子版ご購入企業で電子版をご希望の企業様に対しては、プラス100,000円(税抜)(税込価格110,000円)で提供します。
→送料は無料となります。
















