2011年10月3日10:53
NTTカードソリューションは、2011年10月1日より、複数の電子マネーの中から自由に選択し、利用することができる電子マネーギフトサービス「EJOICAセレクトギフト」を販売開始すると発表した。
EJOICAセレクトギフトは、ギフトの提供元企業や利用者が複数の電子マネーから選択して利用することができる、電子マネーギフトサービスである。登録(チャージ)可能な電子マネーは、「nanaco」(セブン・カードサービス)、「Edy」(ビットワレット)、「出光キャッシュプリカ」(出光クレジット)「宇佐美U.P.カード」(出光クレジット)、「カエトクカード」(阪急阪神百貨店)、「プラザスタイルギフトカード」(スタイリングライフ・ホールディングス プラザスタイルカンパニー)、「HMVギフトカード」(ローソンHMVエンタテイメント)となる。
ラインアップは、「IDタイプ」と「カードタイプ」の2種類を用意。IDタイプは、メールやWebでIDを贈ることができ、郵送費や媒体費用(印刷費等)を削減できる。電子マネーギフトはインターネットや携帯電話から登録・受取りが可能だ。カードタイプは、カード表面にオリジナルでデザインができ、高い広告効果を期待できるという。受取人は、カード裏面のスクラッチ部分(隠蔽印刷)を削ってIDを入力する。
EJOICAセレクトギフトの提供企業は、従来の電子マネーギフトサービスと比較して、利用者の選択肢が拡がることで、キャンペーンの景品やノベルティとしての付加価値が向上するとともに顧客満足を向上させることが可能だ。また、キャンペーンや施策の目的、ターゲットの属性によって、贈る電子マネーの種類を事前に選択できるとともに、用途や予算により自由にギフト金額も設定することができるため、柔軟かつ幅広い用途に活用することができる。さらに、メールやWebにIDを表示してデータ上で納品することができるため、従来のギフトで必要だった郵送費や間接費といった発送に関わるコストを削減できるとともに、納期の削減、環境への負荷低減など、さまざまな効果が期待できるという。
ギフトを受け取った人は、幅広いラインアップの中から、自分が使いたい電子マネーを自由に選択しギフト金額をチャージし、利用することが可能だ。
NTTカードソリューションでは、今後、さらなる商品力・利便性の向上に向け、交通系や金融系、流通系など他の電子マネー発行会社などとの提携を進め、選択できる電子マネーのラインアップを拡充するという。同社では、2011年度で5億円、2012年度15億円の売り上げを目指す。