2011年12月16日9:30
イオンと浜松市は、2011年12月14日、包括提携協定の締結に合意したと発表した。
今回の協定の目的は、7月に市制100周年を迎えた浜松市とイオンの双方が持つ資源を有効に活用し、浜松市の一層の活性化と市民サービスの向上に協働して取り組むこととなっている。同協定により、両者では、電子マネー「WAON」の活用や、防災および災害時の支援、地域産業の振興などの9項目について協力し、さまざまな取り組みをすすめていくという。
取り組みの第一弾として、12月15日から、「出世城浜松城WAON」の発行を開始。カード販売場所は、東海エリア(静岡、愛知、岐阜、三重)の「イオン」「マックスバリュ」など約70店舗で、その後、順次販売箇所を拡大する予定だ。初年度の販売目標は3万枚。
イオンは、全国各地でWAONを活用し、地域の商業や観光などの活性化に取り組んでおり、同カードで52枚目となる。全国12万8,000箇所を超えるWAON加盟店で利用された場合、その金額の一部を、イオンから「浜松市森林環境基金」へ寄付することで、森林、河川などの自然環境を守り育てる事業のために役立ててもらう。
さらに、浜松市内のイオン店舗において、各種コンサートを開催するほか、浜松市の農産物を全国のイオン店舗で「浜松ブランド」として販売することなどの取り組みを行うという。