2011年12月21日17:25
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルは、日本におけるモバイル非接触ICサービスのさらなる拡大を目的として、「モバイル非接触ICサービス普及協議会」を設立することに合意し、2011年12月21日に設立すると発表した。
3社は、これまで日本国内において「おサイフケータイ」として、FeliCa規格でのモバイル非接触ICサービスを提供してきたが、日本国外での「NFC(Near Field Communication)」サービス市場の立ち上がりを受け、今後、日本国内でもTypeA/B規格サービスの普及が期待されている。そのため、同協議会ではモバイル非接触ICサービスの提供会社やメーカーなどへの参加を呼びかけながら、携帯電話へのFeliCa規格搭載に加え、TypeA/B規格の対応、ならびに利用環境の整備などについて協議するという。
具体的には、ユーザーが国内外のサービス規格の違いを意識することなく、モバイル非接触ICサービスを国内外で利用できる環境の整備運用や、国内通信事業者のモバイル非接触ICサービスの共通仕様策定、および運用の統一化を行い、サービス提供者などが低コスト、且つ迅速にサービス提供できる環境の構築を目指すという。