2022年7月1日17:47
KDDI、NTTドコモ、ソフトバンクの3社は、携帯電話番号でメッセージを送受信できる「+メッセージ(プラスメッセ―ジ)」アプリ内の企業や団体などの公式アカウントにおいて、マイナンバーカードでオンラインでの本人確認が行える公的個人認証サービス(JPKI)の対応を、2022年7月以降に開始すると発表した。
同対応により、「+メッセージ」の利用者は、JPKI対応の公式アカウントを通じて、例えば銀行の口座開設やクレジットカードの発行など、認証画面でスマートフォンをマイナンバーカードにかざすだけでオンラインでの本人確認ができるようになる。また、例えば銀行の預金残高通知のように、本人だけが受け取れる郵便物の代わりとして、マイナンバーカードでの本人確認後に開封できるメッセージを利用することが可能だ。なお、JPKIに対応した公式アカウントの公開は、今後予定している。
政府は行政のデジタル化の一環として、マイナンバーカードの普及と利活用を推進している。マイナンバーカードの普及に伴い、行政サービスでの利用や健康保険証としての活用も開始し、利便性向上に取り組んでいるそうだ。また、行政機関や企業のオンラインサービスにJPKIを導入することで、本人確認時に必要な顔写真や身分証の撮影などが不要となり、利用者の利便性が向上するほか、第三者による「なりすまし」やデータの改ざんを防止できるとしている。
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ペイメントナビ編集部
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