2012年2月19日9:00
世界中には、携帯電話をもっているが、銀行口座をもっていない人たちが20億人いる。
米国内に限っても、米国民の約8%が銀行口座の非保有者だ。サブプライムまでいれると18%。6,000万人もいる。
この人たちをターゲットにモバイル決済、モバイル送金サービスを提供している会社は、オボペイやエムペサなど多数ある。
この市場にダラスに本社をおくモジド(Mozido)が参入した。新サービスとしてリリースしたのは、天才Wallet(Ginius Wallet)である。
送金から、請求書支払い、電話料金支払い、モバイル決済、給与振込みなど、たいていの金融サービスを揃えている。
さらに付加価値として、コンテンツ提供、分析、旅行、医療情報、宝くじ、ロイヤルティプログラム、リウォーズなども提供できる。
なんでもできるから天才Walletなのだろう。クラウドを活用した決済ネットワークに連携する。ここがユニークポイント。
会長がすごい。元シティグループの社長兼COOであり、EコマースのPricelineを会長兼CEOとして公開にこぎつけたRichard Braddock氏である。
はたして、てんこ盛りのサービスは受入れられるのだろうか。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。