2012年2月28日11:43
ネットマイルとモバイルマーケティング・ジャパンは、約254万人のネットマイル会員のうち「スマートフォンユーザーのみ」を囲い込んだ「スマホパネル」会員を対象に、「プライベートにおけるスマートフォン利用」に関する調査を実施した。今回は、スマートフォンユーザーが日常的に利用するアプリの「利用カテゴリー」、「重視するポイント」や「課金実態」にフォーカスを当てて調査を行っている。
その結果、スマートフォンユーザーがプライベートで利用するアプリの種類は有料・無料関係なく「ニュース・天気予報」が最も高く8割近くとなった。続いて、「ユーティリティ」、「コミュニケーション」、「ゲーム」がほぼ同率の約68%となり、実用的なアプリと嗜好的アプリが混在する形で上位に挙がった。利用中の「有料」アプリについては「コミュニケーション」がもっとも高く約26%となっている。
次に、プライベートで利用しているアプリを知ったきっかけを見てみると全体では「ランキングの上位にあった」、「レビューサイト」、「友人・知人がプレイしていた」が上位を占め、「ウェブ広告」、「テレビCM」などマス広告は10%以下に留まる結果となった。
OS別に見るとiOSユーザーは「友達・知人がプレイしていた」、「twitterのつぶやき」が高く、クチコミの影響が強い傾向にあり、AndroidOSユーザーは「テレビ番組や雑誌などの特集」、「ウェブ広告」などマスメディアの影響が強い傾向にある結果となった。
アプリに対して「重視するポイント」として挙がったのは「利便性」と「操作性」で約65%となった。次いで「生活への必要性」、「価格」が続き、実用性が重視されていることが分かったそうだ。
OS別に見るとiOSユーザーは「面白いか」、「デザイン/見た目」など感性的なものを重視する傾向があり、AndroidOSユーザーで高かった「重さ(アプリ容量)」は、所持機種の対応容量のレベルに依存すると予測している。
利用しなくなったアプリを結果としてどのように扱っているかを聞いたところ、全体では「たまに使わないものを削除する」が最も多く過半数となった。しかし、「有料アプリ」のみで見てみると「そのまま残している」がもっとも高く25%を超え、「残してアップデートもしている」人を合わせると約4割が“残す派”という結果となった。
アプリに実際に支払っている/支払っても良い金額については、現状では約7割がアプリにまったくお金をかけておらず、「月額500円以上」支払っている人については5%未満という結果となった。
一方で、「支払っても良い金額・月」を見ると約6割はお金をかけても良いと回答。「月額500円以上」支払っても良い人は2割を超えた。