2012年2月29日12:12
トッパンフォームズグループのTFペイメントサービス(TFPS)は、同社が提供するクラウド型決済プラットフォームサービス「Thincacloud(シンカクラウド)」に、2012年4月から、カシオ計算機の汎用業務端末が対応すると発表した。
Thincacloudは、従来型の端末のように、決済時の暗号処理を端末側ではなく、クラウドサーバ上で行うことで、高価な専用端末を必要とせず、汎用端末を利用した電子マネー決済を可能とするサービスで、2012年4月のサービスインを予定している。今回、Thincacloudへの対応が決定した業務端末は、カシオ計算機の「DT-5300」および「IT-9000」の2機種。NFC機能やネットワーク機能などを備えた汎用業務端末で決済処理が可能となることで、専用の決済端末などが不要となり、従来に比べ安価なコストで、電子マネー決済システムを導入することが可能となる。
TFPSではかねてより各端末メーカーと連携し、Thincacloudに対応する汎用業務端末の開発を進めてきたが、今回のカシオ計算機による対応開始はその第1弾となる。カシオ計算機では、今回の端末を皮切りに、順次、Thincacloudに対応した汎用業務端末をリリースする計画だ。
TFPSでは、今後も端末メーカー各社および電子マネー各社との連携を強化し、プラットフォームサービスや関連事業を含め、2015年度に50億円の売上を目指す。