2012年9月16日9:00
米国のギフトカードモール運営会社のブラックホークは2013年上半期にIPOすることになった。親会社は米国でグローサリーストアを展開するセーフウェイ(Safeway)だ。
ブラックホークは米国で500社強のカードパートナーと(カード発行会社)、7万カ所のハウスパートナー(ギフトカードモール設置場所)を保有する一大ギフトカードネットワークである。
日本市場からは今年撤退したが、米国では健闘している。
ブラックホークの強みは、セーフウェイを母体にするだけあって、小売店頭でのギフトカードモール運営。季節やイベントにあわせたディスプレイの仕方から、在庫管理まできめ細かく対応している。
特に、ハウスパートナーの従業員への教育は、ギフトカードモールの売上げを左右するだけに、力をいれている。
セーフウェイから独立して株式公開することによって調達した資金を、どんなジャンルに投資していくのか。国際展開なのか、モバイルなどの新たなソリューション開発なのか。日本への再上陸はあるのだろうか。
■「カードBizと僕の勝手気ままログ」のリアルタイム更新はこちら
※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。