2012年10月1日9:00
米国では、パートやアルバイトなどの従業員に対し、給与支払いをプリペイドカードでおこなう企業が増えている。銀行口座への振込みよりも速く、安く、簡単だからである。
給与支払いのためのプリペイドカードをペイロールカード(Payroll Card)という。米マクドナルドは直営店の従業員8万人強に対し、このペイロールカードを発行することになった。
サービスを提供するのはFSVペイメントシステムズ。プログラムマネジャーとしての役割りだ。カード発行会社はコメリカバンク(Comerica Bank)である。
Visaブランドつきのプリペイドカードで、給与を即時にこのカードに支払うことができるようになる。利用者は、Visa加盟店でショッピングできるほか、ATMで現金を引出すこともできる。
そのほかの特典として、キャッシュバックやメール通知サービスがつく。FSVはマクドナルドのほか、コストコやタイソンのペイロールカードも発行している。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。