銀聯・クレジットカード決済、NFCに対応した決済端末を開発(ゼウス/ネットアライブ)

2012年12月4日6:43

銀聯・クレジットカード決済、NFCに対応した決済端末を開発
据置・モバイル併用型端末を活用し、加盟店のO2O展開を支援

ゼウスとネットアライブは、銀聯・クレジットカード決済に加え、NFC(FeliCa/TypeA/ B)に対応した据置・モバイル併用型決済処理端末「VEGA5000」の提供を開始すると発表した。両社では、同取り組みにより、初年度3,000台の導入を目指す。

NFCを活用したポイント、会員証管理等を提供
外出先でも8時間の連続利用が可能

ゼウスとネットアライブでは、2005年から決済端末の提供で協業。2010年には、実店舗、デリバリー業者など、対面取引における汎用型POS端末決済サービス「VEGA7000」の販売を本格的に開始している。VEGA7000とVEGA5000 は、台湾のCastles Technology社が提供する「EFT-POS」で、ネットアライブが同社と販売・開発でパートナーシップを締結の上、開発を行ったことにより実現したものである。

NFC(FeliCa/TypeA/ B)に対応した据置・モバイル併用型決済処理端末「VEGA5000」

「弊社はインターネットの決済代行事業者ですが、リアル決済においても国内のカード会社と協力して進めています。VEGA7000はPOS端末への拡張性が魅力でした。当時からNFCを利用したポイント管理などを考えており、その後、スマートフォンを利用した決済などを展開する中で、NFCによるO2O連動型課金(ポイント管理、顧客、業務管理等)にもオプションで活用できると考えました」(ゼウス 取締役 営業部 部長 兼 営業管理部 部長 金沢哲史氏)

新たに販売を開始するVEGA5000は、3G回線と有線LANでの接続が可能だ。据え置きに加え、モバイル活用も可能なことから、デリバリーやイベントなど出先での決済の利用から、店舗内の決済まで対応している。 また、国内のアクワイアラでは国際ブランドが提供する決済手段のテストにも利用している。

すでにVEGA7000を利用しているゼウスの加盟店では、インターネットおよびリアルでの取引に関わらず管理画面は統合されている。VEGA5000では、従来の機能をそのままに、プログラムの自動アップデート、加盟店の端末の設定をASPで提供できるようになった。また、メモリも増設しており、加盟店のニーズに柔軟に対応可能だ。さらに、外出先では8時間の連続利用も行える。

リアル決済とEC決済の一元管理機能を他の取引にも適用へ
会員情報がリンクすることにより業務の効率化が可能に

ゼウス 代表取締役 地引一由氏

金沢氏は、「従来の共同利用端末に比べ、VEGA5000は拡張性があり、加盟店にとって、コストの削減につなげることが可能です。また、リアル店舗とインターネット決済の精算業務も一つの管理画面で提供しており、ポイントの共通管理についてもリリースする予定です。そのすべとしてNFCを活用することで、業務に汎用性が生まれ、加盟店の利便性が高まると思います」と意気込みを見せる。

ネットアライブ 代表取締役 前田一也氏は、「リアル店舗とECサイトを両方運営している加盟店が陥る課題としては、会員情報がリンクしていないことです。その点、ゼウス様はその仕組みができています。また、リアルとネットのお客様が紐づく仕組みについては、SNSの活用も含め弊社でも構築中です」と説明する。

決済端末のセキュリティ構築でも自信
スマートフォンアプリの提供も検討へ

対応カードブランドは、JCB、Visa、MasterCard、American Express、Dinersに加え、銀聯カードの利用も可能だ。ネットアライブではPayPass、payWaveの国際ブランド決済に加え、「FeliCa検定も取得するために準備を進めています」と前田氏は話す。金沢氏も「各種決済に加え、さまざまな機能を付加できるため、国内のカード会社にとってもVEGA5000を活用していただくメリットは大きいと感じています」と期待する。

ネットアライブ 代表取締役 前田一也氏

両社では決済端末のセキュリティ面でも自信を見せる。VEGA5000は、PIN入力装置の国際セキュリティ基準であるPCI PTS(旧PCI PED2.0)、EMV LEVEL1,2を取得している。前田氏は、「PA-DSSについても研究を行っています。弊社としては1万台の販売を目指していきたい」と語気を強める。前田氏によると、POSを提供する企業にとっては、PCI DSS等のセキュリティ対応もあり、決済端末側でクレジットカードの処理を行うことを求める傾向が見受けられるそうだ。

また、ゼウスクレジットカード決済センターでは、2004年8月から、Visaが定めたカード情報セキュリティ基準の「VISA AIS」プログラムに参加。その後、2007年にPCIDSS Version1.0に完全準拠し、現在は最新の2.0に対応している。

端末のコストについては、端末の設置コストと月々の回線使用料に加え、決済手数料となる。金沢氏は、「リリース後、引き合いは多く手ごたえは感じています。銀聯や3G回線に興味を持っていただいているようです」と笑顔を見せる。

ゼウス 代表取締役 地引一由氏は、「今後は、決済端末の提供に加え、お客様を特定するためにスマートフォン上のアプリケーションを提供することも考えられます。そうなれば、ポイントカードや会員証を使用してリアルでもネットでもお客様を特定することが可能なため、準備を進めています」と構想を語った。

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