2012年12月26日13:35
フライトシステムコンサルティング(フライト)は、日本デビットカード推進協議会における加盟審査で承認され、入会したと発表した。これにより現在開発中のスマートデバイス向け新決済装置において、クレジットカード・銀聯カード決済に加え、J-Debitも1台の決済装置で対応可能となる予定だ。
日本デビットカード推進協議会には、2012年11月20日現在、2,191社(行)の企業が加盟している。J-Debitは、支払時に金融機関で発行されたキャッシュカードを利用し、顧客の金融機関の口座から即時に引き落とされる支払手段となる。
フライトでは、2010年9月から、iPhone・iPadを活用したクレジットカード・銀聯カード決済ソリューション「ペイメント・マイスター」を販売しており、小売業、ホテルチェーン、高級ブティックなどで採用されている。同社では、クレジットカード決済で培ったノウハウ・技術を基に、新たにApple社MFiライセンスプログラムの認定を受け、iOSを活用した新決済装置の開発に着手しているが、J-Debitにも対応することで、販売店では支払方法に合わせ複数の決済装置を保有する必要なく1台ですべての決済が可能になる。
例えば高額商品を取り扱っている高級ブティックにおいては、利用限度額のあるクレジットカードに加え、預金残高の範囲内で買い物ができるJ-Debitの需要も高いという。またクレジットカードが普及していない地域も含め、さまざまな地域を訪問する生損保外交員や、訪問修理業においては、iPhoneやiPadを携帯電話、PC代わりに利用し、さらに多種多様な決済まで対応できる決済装置の需要が高まっているそうだ。
フライトでは今後、FeliCa等の電子マネー決済にも対応する予定で、日本の決済市場の特性にあわせた決済装置およびソフトウェアの提供を行う方針だ。