2013年3月4日18:06
マピオンとTFペイメントサービス(TFPS)は、モバイルゲームで遊ぶともらえるオリジナル特典ポイントをリアルな店舗での購買にそのまま使うことができる新しいサービスを開発した。NFC技術を活用し、両社のプラットフォームサービスを連携することで、スマートフォンなどをかざすだけで決済が終了するだけではなく、顧客誘導から決済までの一連のマーケティングデータを取得、これを店舗事業者およびインターネット上の各種事業者が店舗経営に活用できるという。このため、ネットの世界と、お出かけやお買い物など現実世界の“リアルな行動”を結び付けるOnline to Offline(020)サービスをより効果的に展開することが可能だ。
マピオンは、会員数107万人超のモバイル位置情報ゲーム「ケータイ国盗り合戦」をベースにさまざまなサービスを搭載する、お出かけやお買い物など日常生活のあらゆる“リアル行動”を創出するO2Oプラットフォーム「Starmp(スタンプ)」を2012年10月より提供している。スタンプでは、連携するゲーム内のミッション達成度に応じて取得できるオリジナル特典ポイントシステム「star/スター」を提供している。
一方、TFPSは、NFC技術を活用したクラウド型決済プラットフォームサービス「Thincacloud(シンカクラウド)」を2012年6月より提供している。「シンカクラウド」は対面・非対面の2つの決済方式に対応し、各種電子マネーの決済に加え、NFCを使った顧客誘致などO2Oによるサービスを具現化することが可能だ。
今回の新サービスにより、O2Oによる店頭への送客からポイント利用や決済などの消費行動に至るまで一連のサービスを、利用者にとって簡単・便利な「かざす」という行動を通じて提供することができるという。また、共通の端末、共通のプラットフォーム上で展開することにより、マーケティングデータの一元的な管理・分析が可能となる。