2013年5月8日20:25
エスアイアイ・データサービス(SDS)は、同社が提供している無線決済サービス「CREPiCO(クレピコ)」で、タクシー向けにSuicaなどの交通系電子マネーを含むマルチ電子決済サービスを開始したと発表した。2013年4月中旬から、都内の大手タクシー会社、東京無線協同組合(新宿区)・チェッカーキャブ(中央区)・日の丸自動車(文京区)の3グループ約9,500台で順次サービスを提供する。
CREPiCOのタクシー無線決済サービスは、従来、クレジットカード、デビットカードなどの取り扱いが主流で、選択できる決済方法にも限りがあったが、今回、Suica、PASMOなどの交通系電子マネー、iD、QUICPay、さらに銀聯カードも含むマルチ電子決済にも対応することで、支払いの選択肢が広がった。
同サービスは、新たに開発した、操作部を別体とした新決済ユニット「AT-1500」を追加することによって実現したという。AT-1500には汎用的なUSBデバイスを接続することが可能な端子を用意しているため、CREPiCOがさらに拡張性に優れたシステムとなった。後部座席用のモニターやバーコードリーダなどを設置することで、タクシーの付加サービスを提供可能だ。