日本初の提携銀聯カード「ANA 銀聯カード」を発行(ANA/三井住友カード)

2013年7月25日19:10

全日本空輸(ANA)と三井住友カードは、ANAと三井住友カードが発行するANAカード会員(Visa、MasterCard)を対象に、日本初となる「銀聯(ぎんれん)」ブランドの提携カード「ANA 銀聯カード」を新たに発行し、2013年7月29日に募集を開始すると発表した。

日本初の提携銀聯カード「ANA 銀聯カード」(出典:ANAと三井住友カードのプレスリリース)

銀聯ブランドのカードは、中国国内で約35億枚(2012年12月末時点)発行されているカードである。中国の大都市から地方都市まで、中国全土約480万店(2012年12月末時点)の加盟店で利用でき、中国国内での日常的な決済においては欠かせない手段となっている。なお、中国国内においては、他の国際ブランドと提携する加盟店が銀聯加盟店と比較して少ないことから、ANAカードに加えANA銀聯カードでキャッシュレスでの利用範囲拡大を図る。また、中国以外でも日本を含むアジアを中心に、全世界141カ国・地域での利用を見込んでいる。

海外、特に中国を中心としたアジア圏でのカード利用のニーズが高いことから、「ANA 銀聯カード」を発行し、ANAカードと一緒に保有してもらうことで、中国を中心としたアジア圏への旅行・出張の多い会員の利便性向上を図る。

同カードは、三井住友銀聯カードに比べてANAマイル交換率が優遇されており、利用金額に応じて貯まる三井住友カードのポイントプログラム「ワールドプレゼント」のポイントを、1ポイント=5マイルに交換可能だ。三井住友銀聯カードは1ポイント=3マイルのため、同カードではより多くのANAマイルを貯められることから、マイル獲得の促進機能を強化した商品となっている。

ANAと三井住友カードは、今回の「ANA銀聯カード」発行を機に、中国銀聯との連携を強化し、中国銀聯が提携する金融機関や中国の旅行会社等を通じて在日中国人等に対するプロモーションを実施するなど、アジア地域の旅客需要の取り込みを目的とした各種施策を行う予定だ。

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