2013年8月27日22:16
NTTドコモは、オーストリアのオンライン物販向け決済サービス事業者であるfine trade gmbh(ファイントレード社)の発行済み株式を、同社株式を75%保有するリヒテンシュタインのThree Little Birds AG(スリーリトルバード社)と、25%保有するオーストリアのSchneider Holding Wirtschaftsprufungsgesellschaft mbH(シュナイダーホールディング社)から合わせて100%取得することについて、昨日ドイツ連邦カルテル庁(Federal Cartel Office)へ認可を申請したと発表した。
株式取得は、ドイツの子会社DOCOMO Deutschland GmbH(DDL社)を通じて実施し、ドイツ連邦カルテル庁からの認可取得後、2013年10月末までに完了する予定だ。ファイントレード社は、欧州オンライン物販市場で、顧客の信用リスクや過去の支払状況に応じて請求書払いを選択可能にするなど、与信リスクに応じた多様な決済手段をオンライン物販事業者に提供しており、創業当初より黒字を維持し堅調に事業を拡大しているという。
ドコモは、従来のデジタルコンテンツ向けオペレータ課金、クレジットカード、デビットカード決済に加え、ファイントレード社の買収によりオンライン物販市場における多様な決済を提供することで、欧州における金融・決済プラットフォーム事業を拡大していく方針だ。