2013年9月11日9:00
GEといえば、かつて本業以外の金融ビジネスで利益を稼ぎだして話題になった。リーマンショックまでは、そういう時代だったのかもしれない。
そのGEが、カードと消費者金融ビジネスから撤退を模索していることがわかった。
GEの金融子会社GEキャピタルは、米国クレジットカード業界では有名な存在。クレジットカードのショッピング取扱高は302億ドルで、全米ランキング11位。残高は113億ドルで、これまた11位になっている。
VisaとMasterCardのカード残高は、58.5億ドルで全米10位。ショッピング取扱高は134億ドルで、12位だ。カード発行枚数は2,788万枚で、全米第5位。
残りはハウスカード分だ。国際ブランドをつけず、デパートや小売量販向けにクレジットカードを発行している。
リーマンショックで、これらのポートフォリオの質が悪化し、金融部門の売却が噂されていたが、買い手があらわれなかった。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。