2013年9月19日19:27
大日本印刷(DNP)は、偽造防止に向けて独立行政法人国立印刷局が開発した潜像技術「MetallicView(メタリックビュー)」の特許実施権を取得したと発表した。DNPは、オフセット印刷が可能で量産性に優れた同技術を活用して、偽造防止効果が高い低価格なセキュリティ製品への展開を2013年10月より開始する。
従来の潜像技術は、凹版印刷によってインキの凹凸を形成することで、見る角度に合わせて絵柄が変わる効果が得られた。しかし凹版印刷は、設備と製版方法が特殊であり、コストが高くなるという課題があったそうだ。これに対してMetallicViewは、金銀などの金属色の光沢があるインキと、ニスなどの透明な光沢インキの2層構造で印刷することで、光の反射を利用して見る角度によって絵柄を変えるため、量産性に優れたオフセット印刷が可能だ。これにより、従来の潜像技術での製品と比較して約10%のコストダウンが可能になる。
DNPは、国内外の商品券やギフト券などの金券の偽造防止、各種商品のブランド保護などの用途でセキュリティ製品を販売し、1年間で約3億円の売上を目指す。
企業名 | 所在地 | HP | |
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