外貨建てカード決済サービスを開始、10通貨に対応(三菱UFJニコス/FEXCO)

2013年10月1日18:14

三菱UFJニコスとFEXCO Merchant ServiceS(フェクスコ・マーチャント・サービス)はこのほど、訪日外国人を対象にした、日本国内における“外貨建てカード決済サービス”の提供で合意し、2013年10月1日から取り扱い店舗の募集を開始すると発表した。

店頭取引、端末画面イメージ(出典:三菱UFJニコスとFEXCOのプレスリリース)
店頭取引、端末画面イメージ(出典:三菱UFJニコスとFEXCOのプレスリリース)

FEXCOは、アイルランドを本拠地に、世界26カ国に拠点を置くグローバルな金融サービスグループ。1996年に世界初となる外貨での決済サービス「DCC(ダイナミック・カレンシー・コンバージョン)決済サービス」の提供を開始し、現在加盟店は7万を超え、35社以上の金融機関と提携している。

三菱UFJニコスとFEXCOでは、FEXCOの外貨決済システムとネットワークを活用して、海外発行カード(VisaとMasterCard)による自国通貨での外貨建てカード決済サービスを共同で提供していく。提供通貨は、米ドル、韓国ウォン、豪ドル、台湾ドル、ユーロ、香港ドル、シンガポールドル、英ポンド、タイバーツ、カナダドルの10通貨。

両社では、三菱UFJニコスのクラウド型マルチ決済システム「J-Mups(ジェイマップス)」に新たにDCC(外貨決済)サービスの無料のアプリケーションを追加することで実現する。また、すでにJ-Mupsを設置している加盟店は、機器の入れ替えなしに同サービスの利用が可能だ。

これにより、訪日外国人は、従来の円建て決済に加え、自国通貨建ての決済が選択可能となり、為替変動の心配をすることなく、利用時点の為替レートで支払金額を確定できるようになる。

三菱UFJニコスでは、増加傾向の訪日外国人の数が今後、ますます拡大することを期待し、全国の量販店やホテルなどに同サービスの採用を促し、導入1年で200店の獲得を目指す。

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