2013年10月17日19:00
ジェーシービー(JCB)と、NTTデータは、グローバルEC決済の分野における戦略的提携について合意した。提携の第一弾として、2013年10月16日から、NTTデータの外貨建てクレジットカード決済サービス「CAFIS多通貨決済サービス」において、JCBカードが利用可能となる。
同サービスは、ECサイト加盟店ファーストユーザーとして、日本初の本格的LCC(ローコストキャリア)であるPeach Aviationに採用されており、今回の提携によって、Peachが運営する航空券購入サイトにおいて、JCBカードを利用した外貨建て決済が可能となる。
JCB とNTTデータは、1984 年にNTTデータがクレジットカード決済ネットワークであるCAFISサービスを開始して以来、約30年にわたって協業関係を構築してきた。今回の提携は、昨今のEC 市場における急速なグローバル化を背景に、加盟店へのサービス拡充により国際カードブランドとしての価値を向上したいJCB と、SIer としてだけではなく、国内で培ったペイメントサービスをグローバルマーケットに展開し、ペイメント事業のさらなるグローバル化を推進したいNTTデータとの、両社の意向が合致し実現したという。
これにより、JCB加盟店は、JCBから加盟店への支払いが通貨を問わず一本化されるため、本国向けの海外送金手数料や外貨換算手数料など多通貨決済により発生するランニングコストの大幅な削減が可能となる。