2013年10月25日7:13
KDDIは、2013年10月24日に記者会見を行い、月額390円でさまざまなサービスを提供する「auスマートパス」の提携企業を拡大し、会員向けサービスを拡充させると発表した。
今回、「いろいろなラッキーがやってくる」をコンセプトに会員特典を充実させる。1つは「日々のお得」で、多くの提携社と一緒にauスマートパスだけのラッキー(特典)をラインアップするという。
すでにローソンにおいて、おにぎりやロールケーキ、缶コーヒーが無料で手にできるサービスを会員向けに提供しているが、それに加え、モスバーガー、東急ハンズ、Vicroriaなどの売れ筋商品が割引価格となる。また、「プレミアムな体験」を実感してもらえる取り組みとして、伊勢丹、Origamiとの3社提携により、Origamiの次世代eコマースプラットフォームを活用し、プレミアムパーティ等を含む特別ショッピングツアー、auスマートパス会員限定商品などの販売を予定している。
さらに、エイチ・アイ・エス(H.I.S)や一休との連携も発表。H.I.Sでは、通常同時期に7万円以上するハワイ旅行が4万9,800円になり、「一休.com」では椿山荘のような高級ホテルが55%オフ、高級レストランの利用が40%オフになる特典などを提供する。
これらのお得情報は、auスマートパスのタイムライン上にラッキーを表す星マークで表示。すでに6月からトライアルを兼ねて展開しているが、これまでは1日20件程度の配信だった。これを40~60件の配信にすることで、利用者は30分に1回ラッキーが表示されることになり、1年で1万5,000件のラッキーを受け取れる。
また、KDDIでは、東京だけでなく、全国各地で使えるようなラッキーを提供していきたいということだ。例えば、子育てママ、女子大生、沖縄に住んでいる人、といったように属性ごとに出し分けを行い、それぞれの利用者に合ったラッキーを提供していきたいとしている。
また、iOS用のスマートパスアプリも用意。利用者は、auスマートパスのタイムラインで配信するさまざまな情報を閲覧できるだけではなく、臨時ニュースや注目記事をホーム画面上にプッシュ配信することで、簡単に情報にアクセス可能だ。
すでにauスマートパスは2013年9月に会員数800万人を突破。KDDI高橋氏は、「来年3月には1000万人を突破させたい」と目標を語った。同氏によると、日本で1,000万会員を誇る有料会員サービスはなく、国内最大級のサービスになるという。