2013年11月9日9:00
プリペイドがクレジットを追いぬく日がくるというのは、想像しにくいかもしれない。MasterCardは世界のプリペイド市場は2017年までに8,220億ドル、約82兆円になると発表した。この金額ではクレジットカードを超えるにはほど遠い。
しかし、ジャンルを旅行にしぼれば、プリペイドカードがクレジットカードを追いぬく日がくるかもしれない。MasterCardは今後5年間で旅行にプリペイドを使うことが増えるという予測をたてている。
確かに海外旅行でプリペイドカードは便利だ。海外では少額から高額までほとんどのマーチャントでカードが使える。クレジットカードのように使いすぎの心配がない。
現地通貨が必要な場合も、プリペイドカードなら現金の引出しとなるが、クレジットカードはキャッシングとなり借り入れとなる。借り入れが嫌いな人にはプリペイドカードがいい。海外旅行ではプリペイドカードが優勢になる日がくるかもしれない。利用者は煩雑な手続なしに残高移行でき、新たなカード会社からさまざまなサービスを受けられる。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。