2013年12月17日14:33
コスモ石油と、イオンフィナンシャルサービス、イオンは、2012年10月より電子マネー「WAON」の決済サービスを開始しているが、このほどPOS連動型のWAON決済システムが完成し、WAONを利用して給油できるセルフ式サービスステーション(SS)が日本で初めて誕生したと発表した。利用可能SSは、セルフサービスSSがメルキュール浦安、メルキュール行徳、フルサービスSSが橿原曲川となる。
12月中旬以降に予定している同システムの全国展開により、「コスモ・ザ・カード・オーパス」会員に加え、約3,450万人のWAONユーザもコスモ石油SSへ呼び込む集客効果が期待できるという。石油元売会社が全国規模で系列SS向けにプリペイド型電子マネー決済サービスを導入することは、業界初の取り組みであり、全国約740のコスモ石油系列SSでWAON決済(POS非連動)が可能となっていたが(2013年10月末の時点)、今回のシステム導入(POS連動)により、フルサービスSS・セルフサービスSSの両方で、カーケア商品と給油の両方がWAONを利用して決済できるようになった。
3社では、今年度中に、約1,000SSでWAON決済が可能となるようにしてきたいそうだ。
なお、コスモ石油とイオングループは、2006年に提携クレジットカード「コスモ・ザ・カード・オーパス」の発行を開始。2011年7月には同カードへ電子マネー「WAON」の機能を付加し、約416万人のコスモ・ザ・カード会員のうち、約253万人を占めている。