2014年3月5日20:38
富士通は、顧客の購買行動の多様化を受けて、ネット(EC、ソーシャルメディアなど)やリアル(実店舗)といった顧客が接する全チャネル(オムニチャネル)から集めたビッグデータを活用し、個々の顧客ニーズに合わせた価値を提供する製品・サービス群を「デジタルマーケティングソリューション」として新たに体系化するとともに、それに基づく新サービス2種と強化サービス1種を追加し、顧客サービスを強化したい小売業をはじめ、コンシューマ製品を扱う製造業や金融業などの企業向けに提供すると発表した。
決済・カード関係では、Webでの受注・決済から、出荷・在庫などのバックオフィス機能までを備えた、100社以上の導入実績を持つ統合型ECソリューション「FUJITSU Business Application SNAPEC-EX」を強化するという。同機能は、スマートフォンをPOSのリーダーにかざすだけで、店舗でのクーポン利用、ポイント活用、クレジットカード決済処理が一括完了する機能となる。これにより、顧客は店舗で複数カードの提示が不要になり、利便性が向上。また事業側は、顧客の購入履歴、クーポン活用、ポイント付与の情報が一元化されることで新たなマーケティング活動に活用可能だ。
価格は、1サイト400万円からとなり、新機能は2014年内に提供予定だ。
なお、同サービスは富士通システムズ・ウエストとソフトバンク・ペイメント・サービスが共同で推進するものとなる。