2014年4月21日18:06
MasterCardは、アジア/太平洋地域の金融機関にロイヤルティ・リワード・サービスを提供している大手プロバイダーPinpoint Pty. Ltd.(ピンポイント)を買収することで合意に達したと発表した。買収は2014年第2四半期に完了予定だが、今回の取引の金銭的条件は非公開となっている。
1984年に設立し、シドニーに本社を置くピンポイントは、オーストラリアの大手リワード・プログラム運営企業となる。中国、香港、インド、台湾、日本などのアジア/太平洋地域の主要市場にサービスエリアを拡大しており、金融機関や加盟店などの顧客基盤を持っているという。
今回の買収とMasterCardの強みにより、カード発行会社は効果的かつ効率的なリワード・プログラムを会員に提供することができるようになるそうだ。また、加盟店が、事業成長や収益性向上を達成するために、既存の顧客基盤を保持したまま、新規顧客を開拓するための支援を行う。特典を幅広く取り揃え、決済とリワードを統合することで消費者のショッピング体験がより良いものになるという。