2010年8月8日 09:00
法人カードの取扱高は、経費削減で縮小ないしは伸悩み、というところが多い。米国の法人カードはどうか。
2009年の米法人カード取扱高ランキングがニルソンレポートから発表された。
1位はチェイスで取扱高は947億ドル、前年対比19%増だった。2位はバンクオブアメリカの594億ドルで、前年対比12%マイナス。3位はU.S. Bankの422億ドルで12%増だった。
4位はシティグループで4%減、5位はウェルズファーゴで2%減、6位はキャピタルワンで9%減だった。
6位まででみると2社がプラス、4社がマイナスとなっている。が7位から10位まではすべてプラス。トップ10社でみると6社がプラスで、4社がマイナスとなっている。
このデータには法人のクレジットカードだけでなく、デビットカードも含まれている。前年対比プラスになった企業はデビットカードの伸びが寄与。マイナスになった企業はクレジットカードの落込みが大きかった。
法人カード分野でもデビットカードが優位になりつつある。
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※本記事は日本カードビジネス研究会代表 佐藤元則氏の「カードBizと僕の勝手気ままログ」をご紹介しています。